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かばのしっぽさん
カバの話を読んで思い出したこと二つ。
ひとつは昨年夏に、孫を連れて二十年ぶりに訪ねたみさき公園(大阪府泉南郡岬町)でのこと。ここは、うちの子ども達の成長と重ね合わさる我が家のメモリアルプレイスのひとつで、ゾウがむちゃくちゃ大きくてウンコも大きくて草がいっぱいで、鼻の先は鼻汁でびっしょり濡れてる(長く伸ばしてきた鼻に触った息子の手がびしょ濡れ!)こと、キリンが実はやさしくないこと(発情期で雄が雌を激しく追いかけ、雄同士が首を打ちつけ合うその凄まじさ、足音・鼻息にパニックになって泣き叫んだ娘)、ダチョウの首は攻撃のためにこそ長いこと(ひょいと差し出した手をおよそ届かないと思うほどのところから目にもとまらない速さで思い切り突かれて手のひらに硬い嘴の形のアザができた息子)、ライオンやトラは少しもこわくない(なんべん来ても昼寝ばかりしてる)…動物が絵本の中のかわいい生きものとは全く別物だったことを知り、生きものの死と誕生を実感して悲しさや喜びの感情を知った大切なところでした。
ところが二十年ぶりに訪ねた動物エリアは実に寂しいところでした。自由に駆け回っていたホロホロ鳥はいませんでしたし、中に入ることはできましたがクジャクたちもゲージの中。ゾウは一頭も居らずゾウ舎の跡はメモリアル資料館に。あんなにたくさん居た(キリンの飼育・繁殖では国内有数だった)キリンも1頭だけ、(飼育数日本1だった)カンガルーも少なくて元気なく、園内は鳴き声も子どもの歓声も人声もしないのでした(プールは満員でしたが)。「かわいそうなぞう」の話に重ねて“ゾウがいないなんて動物園じゃない”とも思ったものでした。
もうひとつは、毎日新聞朝刊に連載の「仲畑万能川柳」にあった、
『動物園故郷を向いて立つキリン』(8/25朱雀門さん)
の句でした。
天王寺動物園、私には近くて遠いところです。カバの歴史の話、楽しみにしています。
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