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(無題)

 投稿者:怪盗一面相  投稿日:2008年 8月 2日(土)19時48分51秒
返信・引用
  遅れてすいません!参考までにお願いします!

○パコ…突然の事故で両親を亡くしてしまう。
    そしてその事故の後遺症で記憶を一日しか保てなくなってしまった少女。
○大貫…一代で会社をおこした苦労人。
    周りの言うことを全く聞かない「超」ワガママジジイなので皆から疎まれている。
    口癖は「お前が私を知ってるってだけで腹が立つ。」
○室町…何度も自殺未遂をしては入退院を繰り返す病んだ男。
    かつては大物子役としてドラマや映画などで活躍した人気者だったが、今ではその面影すらない。初めての入院以来、光岡・浅野らとは古い付き合い。
○光岡…言葉遣いや態度はぶっきらぼうながら、患者一人一人に熱心に接する看護婦。
    雅美の後輩。入退院を繰り返す室町をずっと担当していて、真正面から室町と向
    き合おうとする。
○浅野…入院患者を温かく見守る個性的な医師。
    遊び心満点で、常に遊びを追求している変わった人物。しかし医師としての技術や誠意も確かである。
○雅美…光岡の先輩看護師。浩一の妻でもあり、夫を何とか(株)ソラール社長の椅子に
    座らせ、自らが社長夫人になるために体を張るアツイ妻。
    普段は浩一に厳しいが、その奥には愛情が隠れている。
○浩一…大貫の甥で雅美の夫。
    人柄はバカがつくほど良いが、出世にはほど遠いタイプ。
    しかし本気で妻と叔父を想う、筋金入りの良い人。
○滝田…消防車にひかれた消防士。
    自分の職に誇りをもち、職場に戻れる日を待ち望んでいる。個性豊かな入院患者の中にはなくてはならない、一般的な見解をもつ人物。
○木之元…買い物中に車にひかれたおしゃべり好きなおばちゃん。
     慰謝料を吊り上げるために入院を続けている。
○龍門司…他の入院患者も一目置く、気の荒いヤクザ。
     友人の銃が暴発したことによって怪我を負い、入院している…らしい。入院し
     て以来、「じゅんぺい」という人物をひどく心配しており、毎日のように電話を
     して情報を求めている。
○堀米…いたずら好きのとにかく変な入院患者。
    毎日大貫をからかうことを趣味とし、嫌われ者の大貫に近づく唯一の存在。
素性の知れない謎なやつ。後に浩二を訪ね、語りだす。

○浩二…浩一と雅美の息子。
    部屋にある謎の仏壇を処分しようとするが…?
 
 

現代~パコの死

 投稿者:女バス  投稿日:2008年 5月29日(木)05時01分40秒
返信・引用
  さっきの、変に改行して見にくくてすみません!


《現代》

浩一  お話聞けて良かったです。最後まで。
堀米  最後?
浩一  あれっ。その大貫さんは…亡くなったんですよね。
堀米  とんでもない。
浩一  はい?
堀米  ほんとに、ただの発作だったんです。その日の晩には、回復しました。
浩一  えっけどそれじゃあ…
堀米  死んで欲しかったですか?
浩一  いやいや、死んで欲しくはないですけど。何か…その方が感動的じゃないですか。
堀米  ほう。…じゃ、死にました。
浩一  じゃあって!
堀米  で、彼の会社も財産も病院に寄付して。そのおかげでパコちゃんの病気は治り、庭には彼の銅像が建ちました。ガマ王子のこういう格好の…
浩一  いらないですよ、そんな銅像!何で話つくるんですか?
堀米  いや、けど…。
浩一  何ですか。
堀米  真実が…あなたのお気に召しますかどうか。
浩一  真実に気に入るも気に入らないもないですよ。
堀米  良い言葉だ。
浩一  はい?
堀米  ほぉ、とっても良い言葉だ。
    わかりました。真実の最後を、お話しましょう。あなたが気に入ろうが、気に入るまいがね。

     (堀米の言葉の途中から、心拍音が鳴り始める)ピッピッピッ…

《回想》

  場面はパコの病室へ。病室に浅野・光岡・木之元がいる。

大貫  何だ?パコはまだ寝てんのか?ず~っと待ってたんだぞ。

     大貫、病室へ入ってくる。

大貫  よぉよぉよぉ、お揃いじゃないか。どうしたっ。今日はみんなで遊んでやるのか?

     大貫、異変に気づく

大貫  何だよ、何してる。パコを出してやってくれ。
浅野  大貫さん
大貫  本をよんであげなきゃいけないんだよ。パコを出してやってくれ、先生。
木之元 お別れだよ。…さよならって、言ってあげな。
大貫  あっ?
    あんた…あんた医者だろ?何とかしろよ。医者ならなんとかしろよ!
浅野  パコちゃんね、いっぱい頑張ったんですよ。あなたとあの絵本を読むようになってから、普通の子のように元気になった。けどね、大貫さん。本当はパコちゃん、あなたと出会うことすら出来なかったはずの子なんです。
大貫  待て。嘘だ!…これ何かの冗談だろ。そうか!これは仕返しか!私はみんなにひどい事をした、その仕返しなんだ。ハハハハ…わかた!降参だ。けどこりゃあんまりだぞ?冗談てのはなぁ、笑えなけりゃぁ!なぁ…この囲い、どけてくれよ!ほっぺたに触ってやらないと。この子は今、私が誰だか分らないんだよ!なぁ、どけろよ。ほっぺたに触ってやんないと。どけろったら。よぉ、どけてくれよ!どけろこんなもん!

     無理やりどけようとする大貫を、浅野と光岡が抑える。

大貫  放せ!放せ!
光岡  じっちゃん!
大貫  うるせー!
    私はこの子の心にいたいんだよ。なぁ、この子の心の中にいたいんだよ、先生!
浅野  大貫さん、静かに…逝かせてあげて下さい。
大貫  頼むよぉ。ほっぺたに触ってやるだけでいいんだよ。頼むよぉ。

     ピーっという音が鳴り響く。パコの心臓がとまる。
     大貫が囲いにしがみつき、ガックリひざまずいて泣く。

     光岡、ゆっくりと絵本を大貫に差し出す
光岡  じっちゃん…・
大貫  これはなぁ、この本はなぁ、この子と一緒に読む本だ。

大貫  (大貫、絵本を破る)いらん。こんな本はいらん。(絵本を放り投げる)

    パコー…最後の誕生日だね、おめでとう。

(暗転)
 

(無題)

 投稿者:女バス  投稿日:2008年 5月29日(木)03時59分47秒
返信・引用
  遅れて、本当に申し訳ないです。とりあえず劇の部分です。


  <暗転>

龍門寺えぇ~本年度サマークリスマス、只今より入院塔を舞台に、ガマ王子VSザリガニ魔人   を上映致します。どうぞ皆様、ご集合ください。なお、持ち場のある方は、持ち場に   スタンバイお願い致します。

    待合室で龍門寺・浅野・浩一が劇の準備をしている。(滝田については保留)

龍門寺 おいおいおい!これミズスマシかぁ?ミズスマシってこんなんやったかぁ?
浩一  あぁ~緊張する!ダメだぁ…緊張する!

     大貫が衣装を着て出てくる

浅野  あっ滝田さんの代わりに大貫さんが、ガマ王子なんですね。
龍門寺 はよせんと、来ちゃうがな。
大貫  手が上手く入らないんだよ。

     堀米、ヤゴをかぶって登場

堀米  フーン!ちゃっちい衣装を作るからですよ!
浅野  うわぁ~!…すごいよく出来てますけど、それは一体…?
堀米  これヤゴです。
龍門寺 おっさんだけ浮いてんで。
浩一  おじさん、もうダメだ、緊張する!
浅野  (滝田さん、ここに居たらいいですからね)←滝田が居た場合

     光岡が走ってくる

光岡  来る!パコちゃん来るよ!
一同  あぁあ!

     急いでみんな定位置に着く。浅野はタニシをかぶって、ラジカセの電源をいれ      る。
     パコが駆け足で来る。

パコ  わっ!何だ?アメンボさん!ミズスマシ君もいる!お魚さんと、めだかさんと、     タニシさんと!…おっ!何だぁ?何か変な虫もいる~!!
龍門寺 みてみぃ!お前だけリアルすぎて、何もゆうてもらえてへんやろ。
堀米  ヤゴ!
龍門寺 いらんね、ヤゴ!
光岡  ゴホンッ(咳ばらい)
    お届け致します題名は、ガマ王子VSザリガニ魔人。
    ガマの王子はわがまま王子。すいすい泳ぐミズスマシ、ぴょこぴょこ泳ぐアメンボ    家来に、今日もまたまた葉っぱの上から、意地悪命令を出してます。

     大貫が走ってくる

大貫  ケロケロケローン!ケロケロッケロー!
    王子のおやつを持ってこい!、ハチのこどもをさらってこい!王子はおなかが減っ    たぞよ。
浩一  おじさん、上手い!
大貫  うるさい!
    ケロケロケロー!急いでおやつを持ってこい。ハチのこどもをさらってこい!
龍門寺 ガマ王子、無茶ゆうたらあきまへん。私ら水の中に住んでるもんが、ハチのこども    なんかさらえまっかいな。なぁ!
    おい!
浩一  えっ…何で関西弁なの。セリフ分かんなくなっちゃったよ。
龍門寺 …そうだそうだ!ミズスマシさんの言う通りだ!…いや、僕がミズスマシなんやけ    ども…
浩一  あっ、そうだ!
龍門寺 忘れてたんやないか。
浩一  ごめんなさい。
大貫  まだセリフだ!
龍門寺 あっ!すんませんアニキ。
大貫  アニキ?
龍門寺 どうぞ続けてくんなはれ。
大貫  おまえら!王子の言うことが聞けんのか!ガマ王子の言うことに逆らうのか?なら    ば、こうしてやる!バチャーン、ケローン!
一同  わぁ!(光岡・パコを除く)
龍門寺 殺生なぁ!
大貫  たわごとを言うな!バチャーン、ケローン!
一同  わぁ!(光岡・パコを除く)
龍門寺 堪忍しとくなへぇ!
光岡  ガマの王子はおうちを壊す。お池の皆のおうちを壊す。やめてやめてよガマ王子。    一生懸命作ったおうち、どうか壊すのやめとくれ。それでも王子はやめません。
   (このセリフの間も、ガマ王子はおうちを壊し続ける)
パコ  やめろガマ王子!やめろ!
光岡  とうとう、ミズスマシさんのおうちも、アメンボさんのおうちも、タニシさんのお    うちも、お魚さんのおうちも、それからなんかよくわからない虫も…(それぞれ     {むかむか!}と言って、倒れる)
    全部壊してしまいました!
大貫  あ~あ、すっきりした!水草の陰で、お昼寝でもするか!ケッケロケーのケッ!ケ    ッケケーのケッと~!

     大貫、サーッとはける
     木之元、ガマ姫の衣装で登場

木之元 ゲロゲ~ロ!ゲロゲ~ロ!
    ガマ王子~!私の可愛い可愛いガマ王子~!どうしてあんなに意地悪な子に育って    しまったんだケロ~!
    うわぁ~!大変!今度は向こうのお池で、メダカさんが育てた可愛い水草のお花     に、何かしようとしているわぁ!
浩一  行って助けてあげなければぁ!
パコ  行こう!皆で行こう!
堀米  3・2・1、ハッスルハッスル!(←削るか考え中)

     浅野と光岡以外、はける。

浅野  いや~…大貫さん、すっかり子供みたいになっちゃったなぁ。
光岡  ほんとにね。
浅野  良いクリスマスだ。
光岡  先生。
    最後の…クリスマスなのかなぁ。

浅野  知ってた?
光岡  何となくね。
浅野  もう…医学じゃどうしようもないよ。学生のころは夢があって…さんざん勉強して    さ。
    今じゃ毎日、この学問の無力さを知る。
光岡  どれくらい…生きてられるの?
    それぐらい、医学で予想つくんじゃないの?
浅野  その予想を、とっくに過ぎてるんだよ。
    ハッ…無力でしょ?

     龍門寺・浩一が入ってくる

龍門寺 あれっ!?タニシも行かなあかんかったとちゃうんかい。
浩一  皆で池を表現しなきゃいけなかったんですよ。
浅野  あぁ~!こりゃ失敬。
光岡  今どこ?
龍門寺 今メダカの花が食われて、ほんでガマ王子の腹が光ってるところやなぁ。

     木之元が走ってくる。

木之元 来るよぉ~!すごいの来るよ!
    ほら、次、皆死ぬとこよ!
浩一  うわぁ~!やだなぁ!来ちゃうのかぁ。やだなぁ~!
光岡  来たぁ!

     沼エビ魔女、パコを追いながら登場

パコ  きゃぁ!
雅美  ブゲゲゲゲゲゲゲ!ブゲ!ブゲー!我こそは、ザリガニ魔人に仕えし、沼エビ魔女    ~!おまえらみたいなくだらない生き物はザリガニ魔人さまのエサとなるがよい。    ブゲー!
浅野  怖い。ほんと怖いよ。
雅美  ブゲゲー!(一回で、龍門寺・木之元・浅野・をぐるっと攻撃)
龍門寺 いたたた!ブゲゲちゃうっちゅうねん。
木之元 いたたっ!本当に痛い!
浩一  雅美ちゃん!ちょっとやりすぎじゃないの?
雅美  だ~れが雅美ちゃんだぁ~おいおいおい!
    ブゲゲー!
浩一  痛いよ、雅美ちゃん!
パコ  やめろバカー!

     室町登場

室町  オ~ホホホホホ!
パコ  出たぁ~!ザリガニ魔人!
室町  私の名前はザリガノ魔人。この池をおさめる、全知全能の生き物。貴様らの様な、    哀れで醜い生き物たちは、一匹残らずわらわのエサとなるがよい。
浅野  すんごい
龍門寺 ホンマもんや。何か知らんけど、ホンマもんや!
室町  この池はわらわの池。全てのルールはわ…(雅美が邪魔をする)
    わらわが決める。貴様らの言い訳などたす…(再び、雅美が邪魔をする)
    下がっておれ!沼エビ魔女ブゲゲーよ。
雅美  そっ、そんな名前、初めて聞いたけど…ブゲゲゲゲゲ…(後へあとずさりしてい     く。)
室町  あそれ~!
一同  ぎゃぁ~!(浩一が食べられる)(光岡除く)
光岡  こうして、お池の仲間はみ~んな、ザリガニ魔人に食べられてしまいました。)
パコ  み~んな?
光岡  そう、み~んな。
室町  それ~!(浅野が食べられる)
浅野  わぁ~!
室町  それっ、あそれ!それ~!(龍門寺・木之元・光岡と食べられる)
光岡  きゃぁ!
室町  ホ~ッホッホ!腹満ちた、腹満ちた。どうじゃ?沼エビ魔女?
雅美  あちきもウップップでございます。
室町  ウップップというのは、どういうのかは知らんが・・・満足いった様子じゃなぁ。    ど~れ引き揚げるとするかのぅ。ホッホッホ…。
雅美  ブゲッゲッゲッゲ…。

    〈以後、堀米登場→室・雅出ていく→大貫・パコのやりとり…はそのまま〉

浩一  あれ、本当におじさん?
龍門寺 こどもと同じ顔しとったがな。
木之元 うぅ!うぅ!
浩一  何で泣いてんですか?
木之元 だって、だってね…駐車場…ううぅ…室外機が回って…あうぅ。
浩一  何か泣いちゃってますけど!
    あっそうだ!…僕ちょっと悩んでることがあるんですよ。(喋りながら、舞台そで    に行き、じょうろを取ってくる。)
    あの・・・これしかないんですよ。
光岡  あぁ!これ、ひょっとして最後の雨!?
木之元 何?あのガマ王子が死んだ後に降る?
浩一  えぇ、色々考えたんですけど、これが一番良いかなぁって。
光岡  まじかよ~。
木之元 このじょうろで?じょろじょろじょろ~って?うっそ!
    えぇ。

    (浩一がうなずいている間、頭の触覚が龍門寺の顔に当たっている)
浩一  (龍門寺が浩一をはたく)痛っ!
浅野  どっから降らせるんですか?
浩一  まぁ…このベンチから。
光岡  はぁ?
浩一  あっ、僕あとちゃんと拭きます。
木之元 そういう問題じゃないでしょ。ベンチから?雨?
龍門寺 落差少なっ!ただの植木の水やりやないか。
浩一  だから他に何かいいアイディアがあったら教えて下さいってあれほど頼んできたじ    ゃないですか!
木之元 皆自分のことで精一杯だったのよ!

     龍門寺、背中のミズスマシの衣装で浩一をどつく。

浅野  まぁまぁ、良いじゃないですかぁ。
木之元 でも…
雅美  ブーゲーゲー!!
浩一  あっ、雅美ちゃん死んだ。
木之元 あぁちょっと、戻って来るのよね。

     皆慌てる
     パコ・大貫・室町が走ってくる。

    (ここから劇のラストまでそのまま)
 

続きです。

 投稿者:じょなん  投稿日:2008年 5月29日(木)01時30分37秒
返信・引用
  載せるのが遅くなってしまいすいませんでした。
しかも途中ちょっと飛んでます。。。本当ごめんなさい。

室町×大貫から。


室町  やらねーよ。やりたい奴だけで勝手にお遊戯会やれよ。
光岡  ちょっと。
室町  老い先短い老人の願いってやつか。じいさんなんかさっさと死にゃあ良いんだよ。
光岡  室町さん。

大貫 パコの手を握って去っていく

室町  おい、逃げんなよじじい!
パコ  ねぇねぇ、あのおじさん、悪い人?
大貫  いや…悪い人なんかじゃないよ。

そのまま二人は去っていく

室町  へっ、見た?ビビってたなぁ、あのじじい。
光岡  お前はクズだ。
室町  おい、何だよ?クズって何だ。
光岡  お前がクズだって言ってんだよ。
室町  何?(台本を床に投げつける)
光岡  わかってんだよ。何遍も自殺する度にここに戻って来んのはさぁ、優しくしてほしいからだろ?
    お前、今あのじいちゃんが自分を変えようとして戦ってるの分かんねぇ?
あの何百年間クソじじいだった奴がだぞ。あんだけ自分と戦ってみせてるんだぞ。お前、それ見えねえ?

   光岡 落ちている台本を拾って室町に突き出す

光岡  読んでみろ。てめぇと戦ってみせろ。
室町  いや、俺は…
光岡  うるせぇ。話はそれからだ。

   光岡 去る
   室町 一人取り残され台本を見つめる→暗転

   暗転中に電話の音がなる
   明るくなってきて木之元登場

木之元 はいはいはいはい。今出ますよー。

木之元 (受話器を取って)はい、もしもし~?はい、そうです。
    ん?龍門寺さん?はい、少々お待ち下さい。はい。
    (受話器を置き放送用のマイクで)
ピン・ポン・パン・ポーン…龍門寺さん、龍門寺さん。お電話入っております。
    至急お越しください。ポン・ポン・ポン・ポン・ポン…ポン…ポーン…
木之元 そうだ、劇の練習しなくちゃね。
    ガマ王子~私の可愛い可愛いガマ王子~どうしてあんなに意地悪な子に育ってしまったのでしょう…

   練習をしている所に龍門寺が入ってくる

滝田が運ばれてくるところまでそのまま。

   滝田が運ばれてくる

浅野  滝田さん!
雅美  滝田さんしっかり!
光岡  滝田さん!

   浅野たち(光岡以外)滝田を運んで出ていく
   後ろから室町が出てくる

光岡  大丈夫?ねぇ…何があったの?
室町  知らねぇよ!
光岡  知らないわけないでしょう!?
室町  (頭をかかえてうずくまる)お、落ちた…。
光岡  どっから?
室町  か、会議室の…窓…。
光岡  あんな高いところから!?なんで?
室町  あいつが勝手に落ちたんだよ!
光岡  あんたが…飛び降りようとしたから?
室町  読めねんだもん…台本。読んでみようと思ったよ。
光岡  そうか。戦ってみようと思ったんだな。
室町  けど全然読めねんだもん…。子供の頃の読み方しか分かんねぇ。
光岡  子供の頃?
室町  俺が知ってるのは可愛い男の子の演技だけだ…。それしか知らねぇ。
    今やったらただのオカマだ…。
光岡  昔、子役だったのか?
室町  そうだ…。畜生!どうして女ってのはそのまま大きくなれるんだ。
光岡  何だ、いきなり?
室町  最悪だぞ、男は。可愛い可愛いなんて言われるから、いつの間にか可愛くすることばっか覚えちゃってさ、俺、もっともっと言って欲しくてなかよしとかりぼん読んでたよ。
光岡  まじ?
室町  一か月前までりぼん読んでたら可愛いって言われたのに、今じゃ変態扱いだし…。
もう何もかも嫌になるんだよ。死ぬのは怖いかもしんないけど、生きてるよりはましだって、思っちゃうんだよ。
光岡  別にいいじゃん、オカマだって。なのに…死にたいか。
    なら、お前が死ぬべきかどうか、今ここで私が判断してやる。
    読んでみろ!(台本を拾い、室町の手に握らせる)
室町  こしゃくな・・ガマ王子。
光岡  そんなんじゃわかんねぇよ!もっと。
室町  お前のようなやつは…このハサミで真っ二つにしてくれるわ…。
光岡  何にも悪くないじゃん!続けろ、オカマ!
室町  なんと…お前にまだ、そんな力が残っていたとは…。
光岡  今のとこ、もう一回!
室町  なんと…お前にまだ、そんな力が残っていたとは…。
光岡  もう一回!
室町  なんと…お前にまだ、そんな力が残っていたとは…。

―暗転
 

私も

 投稿者:怪盗一面相  投稿日:2008年 5月28日(水)07時16分58秒
返信・引用
  夜までには間に合わせます

大変申し訳汗
 

(無題)

 投稿者:女ばす  投稿日:2008年 5月28日(水)06時16分7秒
返信・引用
  すみません!あと少し終ってないので、今日の夜に載せます。

本当にごめんなさい!
 

室外機から途中まで

 投稿者:じょなん  投稿日:2008年 5月28日(水)02時02分56秒
返信・引用
  翌朝、ロビーに滝田がいる。
そこに木之元が走りよってくる。

木之元 ねぇねぇねぇ、ちょっと聞いてよ、滝田トー。
滝田  何ですか、聞いたこともないあだ名でー。
木之元 それがね…昨日回ったのよ…。
滝田  何がですか?
木之元 室外機よ、ほらあの自転車置き場の横の。
滝田  ほぉ。
木之元 ほぉじゃないわよ。まぁ、私の聞いた話なんだけどね、あれって霊安室の空調なんだって。
     だからあれが回るってことは誰か死ぬのよ。

  滝田が笑い飛ばすと、木之元もつられて笑ってしまう。

木之元 何で笑うのよ、あんたは。
滝田  だってそんなの噂に決まってるじゃないですか。
木之元 だからそれはねー、

  木之元が反論しようとしている所に虫かごを持った浅野が入ってくる

浅野  おはようございます。
滝田  (木之元を振り切って)先生、おはようございます。
浅野  そうそう、滝田さん、これこれ。
滝田  何ですか?これ。
浅野  クワガタです。はい、どうぞ。
滝田  あっ、どうも…。(クワガタをしぶしぶ受け取る)

  龍門寺がロビーに入ってくる。

浅野  あっ、龍さんもこれどうぞ。
龍門寺 何やねん、これ。
浅野  クワガタです。
龍門寺 ク、クワガタ!?
浅野  今朝ね、山で捕ってきたんですよ。(虫のパックを龍門寺に差し出す)
龍門寺 おおきに。もらっときますわ。
木之元 そういえば先生。掲示板のサマークリスマスって、あれ何なんですか?
浅野  あぁ、あれですか。サマークリスマス。
    毎年お芝居やるんですけどね、みなさん手伝ってもらえます?
滝田  サマークリスマス?
浅野  いや、医院長がね、オーストラリアの医大で勉強してたもんで、クリスマスは夏にやるものだ、って聞かないんですよ。
    で、キリスト様には悪いんだけど、全然違う日にサマークリスマス。
滝田  あ、そういうことっすかぁ。

   大貫が小走りでやってきて、舞台をあちこち走りまわる

大貫  パコは?パコはどうした?
木之元 パコ?
大貫  あの子だ、あの子に会いたいんだ。
木之元 いや、あの子はあんたに会いたくないと思うけど?
浅野  大貫さん。
大貫  あ、先生。今日はパコはどこにいるんだ?
浅野  大貫さん、パコはいつでもこの病院にいます。
大貫  パコー!パコー!!
パコ  (パコがやってくる)呼んだ?
大貫  あ、パコ。おじさんを知ってるか?おじさんは誰だ?

   大貫 パコのほっぺをさわろうとする
   それを見た龍門寺は、急いで止めようとする

龍門寺 おっさん、ふざけんなや。
浅野  (龍門寺を止めながら)龍さん、大丈夫ですから。
大貫  (パコに)頼む、思い出してくれ。
滝田  (浅野に)パコちゃんの病気のこと話してないんですか?
浅野  話しましたよ。まぁ、ちょっと見ててみませんか。
大貫  おじさんを思い出してくれ。

   大貫 パコのほっぺをさわる

パコ  おじさん…昨日もパコのほっぺにさわったね。
大貫  あぁ、こうしてな。お前さんのほっぺにさわったよ。
パコ  うん。
大貫  おじさんは大貫だ。
パコ  大貫?
大貫  あぁ。
パコ  おはよう、大貫。
大貫  おはよう、パコ。
木之元 どういうこと?
龍門寺 覚えられない子、ちゃうんか?
浅野  医学っていうのはいつまで経っても不完全なんですよ。
大貫  本はどうした?
パコ  これ?
大貫  おぉ、これだこれだ。
パコ  ママから貰ったの。あたし、今日お誕生日なんだよ。
大貫  そうか、おめでとう。
パコ  ありがと。
大貫  なんだお前ら、おめでとうも言ってやれないのか。
浅野  おめでとう!
その他 (しぶしぶ)おめでとう。
大貫  ほら、みんなもあんなに祝ってくれてる。
パコ  ありがとう。
その他 どういたしまして。

   雅美登場

雅美  叔父様、何してらっしゃるんですか。点滴の途中です。
    (浅野が引き留める)どうかしました?
大貫  パコ、この本は毎日読まないといけないんじゃないのか?
パコ  そうだよ。よく知ってるね。ママがそう書いてる。
大貫  よし、それじゃあ今日から毎日、この本を読もう!
雅美  はい?
大貫  今日から毎日毎日、大貫と読もう。絶対に一人で読んじゃだめだぞ。
    必ず必ず大貫と読もう。いいか?
パコ  うん。
浅野  大貫さん。
大貫  さっき、何か光が見えたんだ。それで気がついたらこれを思いついてた。どうかな。
浅野  素晴らしい答えです。
大貫  そうかな?
浅野  はい!
パコ  大貫。早く読も!
雅美  ちょっと何その呼び方。
大貫  そうだな、どこで読みたい?
パコ  うーん。あっちのお池!
大貫  よーし、行こう。
    あの池にはなぁ、人の頭ぐらいあるタニシがいるんだ。
パコ  大貫獲れる?
大貫  さぁな。

パコ、大貫歩きながら去っていく

雅美  どうしたんでしょう。
浅野  さぁねぇ。
雅美  そういえば、さっきの人の頭ぐらいのタニシなんて話、聞いたことありました?
浅野  その話題は避けて。

   堀米 虫の模型を持ってやってくる

雅美  ほ、堀米さん。おはようございます。
堀米  おはようございます。今日はこれはいらなさそうですね。

   堀米 模型を手に去っていく

浅野  (堀米を追いかけながら)堀米さん、明日はそれ、いるんですか?
    堀米さん、医者としてその用途を確認しておく必要があるんですけど。堀米さん。


   ―暗転


   大貫とパコが歩いてやって来てベンチに座る

大貫  「意地悪ばかりのガマ王子。小さな小さなメダカの子供を、今日はいっぱいいじめました。
     メダカの子供が大事に育てた、可愛い可愛い水草の花。
     寒い時にも暑い時にも、メダカの子供が大事に育てた可愛い可愛い水草の花。
     なのに、意地悪ガマ王子。泣いて止めるのも聞かないで、残らず食べたよ、水草の花。」

パコ  メダカって…どんなの?
大貫  メダカを知らないのか?
パコ  うん、お魚?
大貫  そうだ。小さなお魚だ。たぶんこの池にもいるだろう。
パコ  どれどれ?
大貫  ほら、そこだ!
パコ  あっ、いた!

大貫  「不思議や不思議。あら不思議。王子のお腹が光ってる。こいつはびっくり、ガマ王子。
     自分のお腹が光ってる。どうしたものかとよく見れば、光っているのはお花だよ。
メダカの子供が大事に育てた、可愛い可愛いあの花だよ。」

パコ  食べたお花が…光るの?
大貫  あぁ、メダカの子供が大事に育てたから、そのお花には不思議な力が備わっていたんだ。
    「どうしたんだろう、ガマ王子。これまで自分がやった事、壊したお家に食べた花、どれもが悲しくなってきた。どうしたんだろう、ガマ王子。涙がいっぱい出てきたよ。泣いた事など一度もなかった、バカで意地悪ガマ王子。だけどお腹でお花が光ると、涙がいっぱい出てくるよ。ごめんよ、みんな。ごめんよ、みんな。僕はとってもバカだった。どうしてなのかは知らないけれど、涙がいっぱい出てくるよ。今までみんなが流しただけの涙が僕から出てくるよ。」
パコ  やっと気がついたんだね。
大貫  は、そうだ。
パコ  良かったね。
大貫  あぁ、そうだな。良かったな。
    「ブゲゲゲゲー、ブゲゲゲゲー。沼エビの魔女が去っていく。お池のみんなは死んじゃった。
     みーんなみんな、死んじゃった。ブゲゲゲゲー、ブゲゲゲゲー。許せない、許せない、許せない。
     ザリガニ魔人を許せない。これまでいっぱい意地悪だった、そんなバカな僕だけど。これまでいっぱい酷い事した、そんな間抜けな僕だけど。これまでいっぱい酷いことした、そんな間抜けな僕だけど。許せない、許せない、許せない。ザリガニ魔人を許せない。」
パコ  パコも許せないよ。
大貫  そうだな、絶対に許しちゃいかん。
    「行くぞ!ガマ王子!負けるな、ガマ王子!」
パコ  負けるな!
大貫  「ザリガニ魔人のハサミのお陰で、体はすっかりボロボロだけど。勇気をあるだけ振り絞って、何度も何度も向かってく。」
パコ  負けるな!
大貫  「ごめんよ、みんな。ごめんよ、みんな。バカで間抜けで意地悪な、そんなそんな僕だけど。何かみんなにしてあげたくて、こうしてここまでやってきた。だけど強いよ、ザリガニ魔人。僕はそろそろ死んじゃうよ。けれどもな…、な…。」

   大貫 胸を押さえて苦しがる

パコ  大貫、大丈夫?ねぇ、大貫!
大貫  あぁ、あぁ、大丈夫。大貫は元気だよ。
パコ  本当?
大貫  あぁ。
パコん  ねぇ、大貫。続き、明日でいいよ。明日、また、ここから読んでくれたらいいよ。
大貫  いや、もうちょっとで終わるから。最後まで読んであげたいんだよ。
    「ごめんよ、みんな。ごめよ、みんな。バカで間抜けで意地悪な、そんなそんな僕だけど。何かみんなにしてあげたくて、こうしてここまでやってきた。だけど強いよ、ザリガニ魔人。僕はそろそろ死んじゃうよ。けれども何度も立ち上がる。不思議な力がそうさせる。僕の心の片隅に急に生まれたこの気持ち。ごめんよ、みんな。ごめんよ、みんな。」


   ―暗転


   ロビーに龍門寺、浅野、滝田、堀米、木之元がいる。

大貫  あの、みんなにちょっと聞いて欲しいことがあるんだがねぇ。
堀米  はんたーい。
木之元 聞いてからにしなさいよ。
堀米  聞く前に決めといた方が、議論は面白いんですよ。
滝田  そうですか?
堀米  私は断固反対する。
    そんな無駄な道路建設が国民にとって何になるって言うんだ。 反対!
龍門寺 なんや、黙っとれ、おまえ。
堀米  すみません。
大貫  あのー、聞いてくれ。サマークリスマスのお芝居のことなんだが…。
    (台本を配りながら)これをみんなに。
木之元 もしかして、これ台本?
大貫  そうだ。やってくれないか。
滝田  『ガマ王子vsザリガニ魔人』
大貫  どうかなぁ。
龍門寺 どうかな、ておっさん。出来るかい。出来る訳ないわ。
大貫  そこを何とか。
龍門寺 何ともならへん。何でおのれに仕切られなあかんねん。みんな腹立っとるちゅうねん、おっさんに。
虫良過ぎへんか? なんで今更お前の命令、従わなあかんのんじゃい。
大貫  決して命令をしている訳じゃない。お願いをして…
龍門寺 お願い?お願い、ゆうんは下手に聞いたりするもんじゃい。今までこっちから何かねごたか?
ねごてへん、ねごてへん。 ほな聞く必要ないわな。
大貫  わかっている。 だが、しかしだねぇ。あ…

   大貫、胸を押さえて倒れる

龍門寺 何や。
木之元 うっそー。
浅野  動かないで、大貫さん。じっとして。
龍門寺 もうだまされへんぞ。お前、こんなんしてもな。こんなもん、お前…

   木之元が龍門寺に駆け寄り耳元でこそこそ話を始める

龍門寺 何やねん。
大貫  確かに、確かにあんたの言うことは正しい。
    こんな私に協力するなんて、そりゃ、不愉快な話だ。いや、けど…
龍門寺 何やねん、自転車置き場の室外機て。えー、ホンマか?! えー!
いやまぁ、そんな…室外機も回って?そんなもんがあるんやったら、まぁなぁ…。
大貫  何なんだ?
龍門寺 いやな、しゃーけどな、しゃーけどな。だいたいこれ、おかしいやん。
木之元 何が。
龍門寺 いや、皆出てるがな。
滝田  え、何かおかしいですか。
龍門寺 何がて。ほな、誰に見せんのん、お前。
滝田  ああ!

   パコが通り過ぎる

龍門寺 ああ!



このあとのうまいつなぎ方が思いつかないので、とりあえず飛びます。すいません…。
 

劇の途中~パコの死

 投稿者:154cm  投稿日:2008年 5月27日(火)23時18分7秒
返信・引用
  パコ・大貫・室町が上手から走って来る。
パコ  負けるな、ガマ王子!
大貫  あぁー!
室町  そいやぁー!
大貫  うわぁ!…あ…

大貫、倒れる。

室町  小癪なガマ王子…お前のような奴は、このハサミで真っ二つにしてくれるわ。
大貫  ごめんよみんな…ごめんよみんな…。バカで間抜けで意地悪な、そんなそんな僕だけど、何か皆にしてあげたくて、こうしてここまでやって来た。だけど強いよ、ザリガニ魔人。ぼくはそろそろ死んじゃうよ…。(立ち上がりながら)けれども何度も立ち上がる!不思議な力がそうさせる。僕の心の片隅に、急に生まれたこの気持ち。ごめんよみんな…ごめんよみんな……うっ

     大貫が倒れる。

光岡  あっ!
パコ  どうしたの?
浅野  大貫さん、大貫さん。光岡君、ストレッチャー。
大貫  いやいや、大丈夫。最後までやらせてくれ。
浅野  喋らないで。
大貫  へっへっへ…どうせ死ぬシーンだし。
パコ  大貫?ねぇどうしたの?
大貫  大丈夫だよ、パコ。ほら、もうすぐお話が終わる。 …皆頼むよ!頼むよ、ほんと。ただの発作だから。
室町  (間を空けて)うぐぁぁ!何だこれは。カエルの毒か!

     他の皆もサッと役に戻る。
     浩一は上手に行き、じょうろを持って来る。

室町  うわぁ!突然体が痺れてきた!何と…お前にまだ…そんな力が残っていたとは…。

     室町が倒れる。
     浩一が、ベンチの上からじょうろで水を降らす。(タライに向かって)
     皆浩一を見る。
大貫  浩一!
浩一  ごめんおじさん、これしか無かったんだ。
大貫  情けない。(ニッと笑ってから光岡に向かって)おい、あんた。最後を読んでやってくれ。
光岡  けど、じっちゃん!
大貫  最後まで読んであげなきゃ。明日じゃダメなんだ。
室町  俺がやる。

     室町、ベンチに触覚と手袋を捨て、絵本を手に取る。

室町  ガマ王子の死んだあと、雨がいっぱい降りました。お空の皆が泣いているのか、雨がいっぱい降りました。カエルがとっても大好きな、雨がいっぱい降りました。

     室町が絵本を読んでいる途中から、雨が降り始める。

パコ  雨だ!
木之元 あら、ねぇこれ外?
光岡  えっ?

     皆、次々と外を見に行く。

雅美  あ、何これすごい雨!
光岡  いや…雨じゃない!
龍門寺 庭に誰かおる!

     下手から、車椅子に乗った滝田が消火器を持って現れる。

浩一  滝田さんだ!
木之元 ほんとだ!
龍門寺 えぇぞ、消防士!
パコ  降れ~!もっと降れ~!

     滝田が皆に向かって敬礼し、皆も敬礼する。

室町  ガマ王子の死んだ後、二つの石の隙間から、可愛い可愛い黄色いお花が、今年もそっと咲きました。大きな大きなお池に咲いた、小さな小さな黄色いお花。大きな大きなお池で起こった…小さな小さなカエルの…お話。
     大貫は室町を見ながら、嬉しそうに笑っている。

大貫  パコ。
パコ  何?
大貫  お誕生日、おめでとう。

     パコも嬉しそうに笑う。
     大貫の顔から表情が消え、静かに意識を失っていく…。
     音楽が次第に大きくなっていき、暗転。

     場面転換して、現代に戻る。
     堀米の前には、コーラの空き缶が更に増えている。

浩二  お話、聞けて良かったです。最後まで。
堀米  最後?
浩二  あれっ。その、大貫さんは…亡くなったんですよね?
堀米  とんでもない。ほんとに、ただの発作だったんです。その日の晩には回復しました。
浩二  えっ、けど…
堀米  死んでほしかったですか?
浩二  そんな事はないですけど…でもその方が、何か感動的じゃないですか。
堀米  ほぉ。…じゃぁ死にました。パコちゃんに見守られながらね。で、彼の全財産をパコちゃんに譲り、そのおかげでパコちゃんの病気は治りました。
浩二  話違うじゃないですか。嘘やめて下さいよ。
堀米  けど…真実があなたのお気に召しますかどうか。
浩二  真実に…気に入るも気に入らないもないですよ。
堀米  (間をおいて)ほぉ。良い言葉だ。とっても良い言葉だ。
浩二  あっ、まぁあの、勢いで出ちゃった言葉ですけど。
堀米  分かりました。真実の最後をお話し致しましょう。あなたが気に入ろうが、気に入るまいがね。(途中から心拍音が鳴り始める)

     暗転。
     場面転換して、舞台は再び病院の中へ。
     パコの病室に大貫・雅美・龍門寺以外が集まっている。
     大貫がドアを叩く。
大貫  (部屋に入りながら)何だ?まだ寝てるのか?パコは。ずぅっと待ってたんだぞ。

     大貫が病室に入って来る。

大貫  よぉよぉよぉ、お揃いじゃないか。今日は皆で遊んであげるのか?

     大貫、異変に気づく。

大貫  何だよ。パコに何してる。
浅野  大貫さん。
大貫  パコを出してやってくれよ。絵本を読んであげなきゃいけないんだよ。
木之元 お別れだよ…さよならって、言ってあげな。
大貫  …あんた、医者だろ?何とかしろよ。医者なら何とかしろよ。
浅野  パコちゃんね、いっぱい頑張ったんですよ。あなたと、あの本を読むようになってから…普通の子供のように元気になった。けどね、大貫さん。パコちゃんね。本当は、あなたと会うことすら出来なかったはずの子なんです。
大貫  待て。待て待て待て。これ、何かの冗談だろ。私を騙してるんだ。私は皆にひどいことをした、その仕返しだろ。ハハハハ…降参だ。けどこりゃぁあんまりな冗談だぞ?冗談ってのはなぁ、笑えなけりゃぁ!どけろよ、この囲いどけてくれよ。ほっぺたに触ってやらないと。この子は私が誰だかわからないんだよ!なぁどけろよ。ほっぺたに触ってやんないと!どけろったら。どけろこんなもん!

     無理やりどけようとする大貫を、室町と光岡が抑える。

大貫  放せ!放せ!
光岡  じっちゃん!
大貫  うるせー!私はこの子の心の中にいたいんだよ、なぁ。私はこの子の心の中にいたいんだよ、先生!
浅野  大貫さん、静かに…逝かせてあげて下さい。
大貫  頼むよぉ。ほっぺたに触ってやるだけで良いんだよ。頼むよぉ。

     ピーっという音が鳴り響き、パコの心臓が止まる。
     木之元が泣く。
     大貫が囲いにもたれて泣く。

光岡  (ゆっくりと大貫に近づきながら)じっちゃん…
大貫  これはなぁ、この本はなぁ。この子と一緒に読む本だ。(絵本を破りながら)いらん。こんな本はいらん。

     大貫、絵本を放り投げ、(間をおいて)パコのもとへ歩み寄る。

大貫  パコー。最後の誕生日だね、おめでとう。
 

 投稿者:154  投稿日:2008年 5月27日(火)23時15分55秒
返信・引用
  微妙ですが...

     暗転

龍門寺 えぇー、本年度サマークリスマス、只今から入院棟全棟を舞台に、ガマ王子VSザリガニ魔人を上映致します。どうぞ皆様ご集合下さい。なお持ち場のある方は、持ち場にスタンバイお願い致します。
(次第に明るくなる。)

待合室で、浅野・龍門寺・堀米・浩一が劇の準備をしている。
龍門寺・浩一は衣装を着ている。

龍門寺 おいおいおい!ミズスマシってこんなんやったか?角あったんちゃうか?こう…。
浅野  あぁ、大阪はきっとそうなんだ。
龍門寺 どこも同じやっちゅうねん。
堀米  皆さん、衣装ちゃっちいですねぇ。
浅野  堀米さん、良く出来てますけど、それは一体何ですか?
堀米  これヤゴです。
龍門寺 おっさんだけ浮いてんで。

     衣装を着た大貫が待合室に入り、ヤゴに驚く。

浅野  ヤゴなんて出てきました?
大貫  いやいや、出ない。おいお前、それすぐ脱げ。そんなのは出ない。
堀米  私が出るっつったら出るんですよ。
浅野  あ、大貫さん。ガマ王子、似合ってますね。
大貫  そうか?
浩一  あぁ~緊張する!ダメだぁ。緊張する!
光岡  (下手から走って来て)来る!パコちゃん来るよ!
一同  あぁぁ!

     皆急いで定位置に着く。
     浅野はタニシをかぶり、ラジカセの電源を入れる。音楽が流れる。
     下手からパコが駆け足で来る。

パコ  何だ?お池?わっ、アメンボさん!ミズスマシ君もいる!メダカさんと、タニシさんと!…おっ何だぁ?何か変な虫もいる~!!
龍門寺 みてみぃ、おっさんだけリアルすぎて、何も言うてもらえてへんやろ。
堀米  ヤゴ!やっぱり後で書き換えましょう。
龍門寺 何を?
堀米  何って本を。
光岡  (咳払いをして)お届けいたします題名は、ガマ王子VSザリガニ魔人。
大貫  (上手から走って来て)ケロケロケローン!ケロケロッケロー!
    王子のおやつを持って来い!ハチの子供をさらって来い!王子はお腹が減ったぞよ。
光岡  ガマの王子はわがまま王子。すいすい泳ぐミズスマシ、ぴょこぴょこ泳ぐアメンボ家来に、今日もまたまた葉っぱの上から、意地悪命令を出してます。
堀米  ちょっとこの女、口調が可愛くなってない?
光岡  うるせぇ、ヤゴ。
大貫  ケロケロケロー!急いでおやつを持って来い。ハチの子供をさらってこい!
龍門寺 ガマ王子。無茶言うたらあきまへん。私ら水の中に住んでるもんが、ハチの子供なんかさらえまっかいな。なぁ。…おいっ!
浩一  えっ…何で関西弁なの。台詞わかんなくなっちゃったよ。
龍門寺 そうだそうだ、ミズスマシさんの言う通りだ!…いや、僕がミズスマシなんやけども…。
浩一  あっそうだ!
大貫  なにぃ!お前ら!王子の言うことに逆らうのか?ならばこうしてやる!バチャー
    ン、ケローン!
パコと  わぁ!
光岡以外
龍門寺 殺生なぁ!
光岡  ガマの王子はお家を壊す。ミズスマシさんのお家を壊す。アメンボさんのお家を壊す。やめてよやめてよ、ガマ王子。一生懸命作ったお家、どうか壊すのやめとくれ。それでも王子はやめません。
大貫  バチャーン、ケローン!
パコと  うわぁー!
光岡以外
パコ  やめろ、ガマ王子。やめろ!
光岡  とうとう、ミズスマシさんのお家も、アメンボさんのお家も、タニシさんのお家も、それから何かよくわからない虫のお家も…(それぞれ、『むかむか!』と言って倒れる)
堀米  いや、ヤゴ!これヤゴですから!
光岡  全部壊してしまいました。
大貫  あ~あ、すっきりした!水草の陰でお昼寝でもするか。ケッケロケーのケッ!  ケッケケーのケッと~!

     大貫、下手にはける。

木之元 (上手から出てきながら)ゲロゲ~ロ!ゲロゲ~ロ!
パコ  おっ、何だ?敵の味方か!
光岡  姫だよ!
木之元 私の可愛いガマ王子~!どうしてあんな意地悪な子に育ってしまったのだケロ~!うわぁ~、大変!今度は向こうのお池で、メダカさんが育てた可愛い水草のお花に、何かしようとしているわぁ!
浩一  行って助けてあげなければ!
パコ  行こう!みんなで行こう!
堀米  3・2・1…ハッスル、ハッスル!

     パコ・きのもと・龍門寺・堀米・浩一は走って下手から出て行く。
     待合室に浅野と光岡が残る。

浅野  いやぁ~…大貫さん、すっかり子供みたいになっちゃったなぁ。
光岡  あぁ。
浅野  良いクリスマスだ。
光岡  先生。
浅野  はい。
光岡  最後の…クリスマスなのかなぁ。
浅野  知ってた?
光岡  何となくね。
浅野  もう…医学じゃどうしようもないよ。学生の頃は夢があって…さんざん勉強してさ。今じゃ毎日…この学問の無力さを知る。
光岡  どのくらい…生きてられるの? …それぐらい、医学で予想つくんじゃないの?
浅野  その予想を、とっくに過ぎてるんだよ。 ……ハッ、無力でしょ?
龍門寺 あれ!?タニシも行かなあかんかったとちゃうんかい。
浩一  そうですよ、皆で池を表現しなきゃいけなかったでしょ。
浅野  あぁ~!こりゃ失敬。
光岡  今どこ?
龍門寺 今メダカの花が食われて、ほんでガマ王子の腹が光ってるところやなぁ。
浩一  ねぇ…ちょっと悩んでることがあるんですよ。
龍門寺 今言うなよ。
浩一  あっ、けどあれですよ?ラストのところですよ?
龍門寺 ラスト?
木之元 (下手から走って来て)来るよぉ~!すごいの来るよ!

     下手から、パコが雅美扮する沼エビ魔女に追われながら走って来る。

パコ  きゃぁ!
雅美  ブゲゲゲゲゲゲゲ!ブゲゲゲゲゲゲゲ!ブゲ!ブゲー!我こそはザリガニ魔人に仕えし、沼エビ魔女~!お前らみたいなくだらない生き物残らず!ザリガニ魔人様のエサとなるが良い。ブゲー!
浅野  怖い。ほんと怖いよ。
雅美  ブゲゲー!

     雅美、龍門寺に襲いかかる。

龍門寺 いたたたたたたた!
浅野  入ってるよ。完璧役が入ってるよ。
浩一  雅美ちゃん!ちょっとやりすぎじゃないの?
雅美  だ~れが雅美ちゃんだぁ~、おいおいおい!あんたが社長になるためだったら、毒蜘蛛でも毒キノコでも、何でもやるわよ!ブゲゲー!
パコ  やめろバカー!
室町  (上手から衣装を着て登場しながら)オ~ホホホホホ!
パコ  出たぁ~!ザリガニ魔人!
室町  私の名前はザリガニ魔人。この池を治める、全知全能の生き物。貴様らのような哀れで醜い生き物たちは、この池にはいらん。一匹残らずわらわのエサとなるが良い。
龍門寺 ホンマもんや。何か知らんけど、ホンマもんや!
光岡  ザ、ザリガニ魔人様。私達は一つも悪いことなどしていません。どうして私達をこんなひどい目に遭わせるので…
室町  (光岡を払い飛ばしながら)えいっ!
    この池はわらわの池。すべてのルールはわらわが決める。貴様らの言い分など…

     雅美が室町の邪魔をする。

室町  下がっておれ!沼エビ魔女ブゲゲーよ。
雅美  そ、そんな名前初めて聞いたけど…(後ずさりしながら)ブゲゲゲゲゲ…
室町  あそれ~!
浅・木 ぎゃぁー!
龍・浩
光岡  こうして、お池の仲間はみ~んな、ザリガニ魔人に食べられてしまいました。
パコ  み~んな?
光岡  そう、み~んな。

     浅野・木之元・龍門寺・浩一・光岡が次々と倒れていく。

室町  ホ~ッホッホッホッホ!腹満ちた、腹満ちた。どうじゃ、沼エビ魔女?
雅美  あちきもウップップでございます。
室町  …まぁ満足いった様子じゃなぁ。ど~れ、引き上げるとするかのぅ。ホッホッホッホ…。
雅美  ブゲッゲッゲッゲ…

     室町と雅美が後ろに歩き始めると、堀米が中央のドアから登場。

堀米  ♪おばあ~さんに…浴衣を縫って貰った二歳のあの夏…母に…おっとっと思いがけずノスタルジックなオリジナルテーマで登場しちまったことで…三万リットルの水を超え、悪を退治するために、トンボの国からやってきた…くらえ!この俺の…

     大貫が後ろから堀米の肩をトントンと叩く。

堀米  何ですか?
大貫  帰ろう!
堀米  (大貫に舞台裏に連れていかれながら)本なんて書き換えちゃえば良いんですよ。

     室町と雅美が再び前に出てくる。

室町  どーれ、引き上げるとするかのぅ。沼エビ魔女?
雅美  ブゲッ。
室・雅 (上手に出て行きながら)オ~ッホッホッホ…ブゲッゲッゲ…オ~ッホッホッホ
…ブゲッゲッゲ…。

下手から、大貫が走って出ってくる。
大貫  はっ!こ、これは!
パコ  ねぇねぇ大貫、皆…皆死んじゃったんだよ!
大貫  許せない、許せない、許せない。ザリガニ魔人を許せない!これまでいっぱい意地悪をした、そんな馬鹿な僕だけど。これまでいっぱいひどいことした、そんな間抜けな僕だけど。許せない、許せない、許せない。ザリガニ魔人を許せない!おのれ…ザ~リガ~ニ魔人め!どっちだ!
パコ  あっち!
大貫  いくぞパコ!
パコ  おぉ!

     大貫とパコが上手から走って出て行く。

浩一  あれ、本当におじさん?全然違う人みたい!
龍門寺 子供と同じ顔しとったがな。
木之元 うぅ!うぅ!…駐車場…室外機が…。
浩一  何か泣いちゃってますけど!
龍門寺 あぁ~、そういえばさっきおまえ、ラストがどうしたって…
浩一  あっ!そうだ!

     浩一、上手にいってじょうろを取って来る。

浩一  あの…これしかないんですよ。
光岡  あぁ!これ、最後の雨?ガマ王子が死んだ後に降る?
浩一  えぇ。
光岡  まじかよー。これじゃさびしいじゃん!
浅野  えっ…どっから降らせるんですか?
浩一  どこっていうか、まぁ、ベンチから。
木之元 えぇ?ベンチから雨?
龍門寺 落差少なっ!ただの植木の水やりやないか。
浩一  だからあれほどアイディア募集してたじゃないですか!
木之元 そんなこと言ったって…
雅美  (木之元の声を遮って)ブーゲーゲー!
浩一  あ、雅美ちゃん死んだ。
木之元 えっ、戻って来るじゃない。

     みんな慌てる。
 

室外機~①

 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月26日(月)22時24分42秒
返信・引用
         翌朝、滝田に木之元が大慌てで駆け寄ってくる

木之元 ねぇねぇねぇ、ちょっと聞いてよ滝田トー。
滝田  なんですか、聞いたことも無いあだ名で。
木之元 回ったよ、昨日。
滝田  何がですか?
滝田  室外機。
滝田  はい?
木之元 ほら、あの自転車置き場の横の!
滝田  それが、どうかしたんですか?
木之元 あれねぇ、霊安室の空調らしいわよ。
滝田  ほう。
木之元 「ほう」って、、あんた本当に頭悪い子ねぇ。
    この時期にあれが回るってことわよ・・誰か死ぬのよ。

       滝田、笑い飛ばし、木之元もつられて笑う

木之元 何で笑うのよ、あんたは。
滝田  だっておかしいでしょ。
この病棟のどこに死にそうな人がいるっていうんですか。
木之元 それは・・・

       そこに虫かごを持った浅野がやってくる

浅野  あ、おはようごさいます。
木・滝 おはようございます。
浅野  滝田さん、これいりませんか?
滝田  何ですか、これ。
浅野  クワガタです。
滝田  いやぁ、僕、虫苦手なもんで・・・。
浅野  残念だなぁ。その顔は絶対に虫好きだと思ったんだけどなぁ。

       龍門寺がやってくる

浅野  あ、龍さん。 これこれ。(虫かごを見せる)
龍門寺 何やねん、それ。
浅野  クワガタです。
龍門寺 ク、クワガタ?!
浅野  今朝ね、山で捕ってきました。
    はい、どうぞ。(虫かごを差し出す)
龍門寺 まぁどうしてもって言うんやったら、もらっときますわ。
    (龍門寺、虫かごを受け取り嬉しそうに眺め回す)
浅野  そうだ、みなさん掲示板見ました?
木之元 見てないですけど、、何かあるんですか?
浅野  サマークリスマス。毎年お芝居やるんですけどね、手伝ってもらえます?
龍門寺 サマークリスマス?
滝田  あー、僕見ましたよ。あれ何なんですか?
浅野  いや、ウチの院長、オーストラリアの医大で勉強してたもんで、クリスマスは夏
    にやるもんだ、って聞かないんですよ。
    で、キリスト様には悪いんだけど、全然違う日にサマークリスマス。
木之元 あ、そういうことぉ。
浅野  なんか、良さそうなものがあったら、私に教えてください。

       大貫がやってきて、舞台のあちこちを走り回る

龍門寺 何やねん。
木之元 放っといたら良いんじゃないの?

       大貫が再びやってくる

大貫  パコは、パコはどうした?
木之元 パコ?
大貫  あの子だ、あの子に会いたいんだ。
木之元 いや、あの子はあんたに会いたくないと思うけど。
浅野  大貫さん。
大貫  あ、先生。今日はパコはどこにいるんだ。
浅野  大貫さん、パコちゃんはいつでもこの病院にいます。
大貫  パコー! パコー!

       パコがやってくる

パコ  呼んだ?
大貫  あ、パコ。おじさんを知ってるか? おじさんは誰だ?
    なぁパコ、おじさんは誰だ。

       大貫、パコのほっぺを触ろうとする
       それを見て龍門寺、止めに入る

龍門寺 なぁ、おっさん。ふざけんなや。
浅野  龍さん。(龍門寺を制す)
龍門寺 せやけど・・・。
浅野  大丈夫
大貫  (パコに)頼む、思い出してくれ。
木之元 (浅野に)パコちゃんの病気のこと、話してないの?
浅野  話しましたよ。
木之元 だったら・・・
浅野  シっ!
大貫  おじさんを思い出してくれ。

       大貫、パコのほっぺを触る

パコ  おじさん・・・昨日もパコのほっぺに触ったね。
大貫  ああ、こうしてなぁ、おまえさんのほっぺに触ったよ。
パコ  うん。
大貫  大貫だ。
パコ  大貫?
大貫  ああ、おじさんの名前だ。大貫だよ。
パコ  おはよう、大貫。
大貫  おはよう、パコ。

木之元 どういうこと?
龍門寺 覚えられん子、ちゃうんか?
浅野  医学ってのはいつまで経っても不完全なんですよ。
大貫  本はどうした。
パコ  これ?
大貫  おぉおぉ、それだ。
パコ  ママからもらったの。 私、今日お誕生日なんだよ。
大貫  そうか、おめでとう。
パコ  ありがと。
大貫  なんだおまえら。誕生日だぞ? おめでとうも言ってやれないのか。
浅野  おめでとう!
他   (渋々)おめでとう。
大貫  みんなもあんなに祝ってくれてる。
パコ  ありがとう。
他   ど、どういたしまして・・。

       木之元・滝田・龍門寺出ていく
       そこに大慌てで雅美が登場

雅美  おじさま~!何していらっしゃるんですか? 点滴の途中です。
    (浅野に止められる)どうかしました?
浅野  シっ!
大貫  パコ。
パコ  ん?
大貫  この本は毎日読まなきゃいけないんじゃないのか?
パコ  そう、よく知ってるね。 うん、ママがそう書いてる。
大貫  よし。そいじゃあ今日から毎日、この本を読もう!
雅美  え?
大貫  今日から毎日毎日、大貫と読もう。絶対に一人で読んじゃダメだぞ。
    必ず必ず、大貫と読もう。他の誰かとじゃダメだぞ。
    毎日毎日、大貫と一緒に読もう。 いいか?
パコ  うん。
浅野  大貫さん。
大貫  さっき何か、何か光が見えたんだ。
それで気がついたらこれを思いついてた。 どうかなぁ?
浅野  素晴らしい答えです。
大貫  そうかな?
浅野  はい。
パコ  大貫。
雅美  ちょっと何よその呼び方。
パコ  早く読も!
大貫  あぁ、そうだな。 どこで読みたい?
パコ  うーん。 あ、あっちにお池があるよ。 パコ、お池が良い!
大貫  よし。じゃぁそうしよう。
    あの池にはなぁ、人の頭くらいあるタニシがいるんだ。・・・多分な。
パコ  大貫捕れる?
大貫  さあな。

       大貫・パコ、手をつないで去る

雅美  どうしたんでしょう?
浅野  さあねぇ。 点滴に・・モルヒネ混ぜた?
雅美  はい?!
浅野  冗談、冗談。
雅美  あっ、さっきの人の頭ぐらいあるタニシなんて話、聞いたことありました?
浅野  シーっ。
雅美  はい?
浅野  その話題は避けて。

       堀米、怪しげな虫の模型をもってやってくる

雅美  ぎゃー! 堀米さん、、何をやってるんですか?!
堀米  おはようございます。今日は、これはいらなさそうですね。

       堀米、戻り始め、浅野が後を追う

浅野  あ、堀米さん。明日はそれ、いるんですか? 明後日は必要なんですか?
    堀米さん、医者としてその用途を確認しておく必要があるんですけど。堀米さん!

       軽く暗転

       大貫とパコが絵本を読みながら、外のベンチにやってきて座る

大貫  「意地悪ばかりのガマ王子。小さな小さなメダカの子供を、今日はいっぱいいじ
めました。メダカの子供が大事に育てた可愛い可愛い水草の花。
寒い時にも暑い時にも、メダカの子供が大事に育てた、可愛い可愛い水草の花。
なのに意地悪ガマ王子。残らず食べたよ、水草の花。」
パコ  ねぇねぇ、大貫。 メダカって・・・どんなの?
大貫  なんだ、メダカを知らないのか。
パコ  うん。 お魚?
大貫  そうだ。小さな小さなお魚だ。
パコ  見てみたいなぁ。
大貫  この池にもいるだろ。
パコ  どれ、どれ?
大貫  ほら、そこだ。
パコ  どれ?
大貫  そこだよ。
パコ  あっ、いた!

大貫  「不思議や不思議、あら不思議。王子のお腹が光ってる。どうしたものかとよく
     見れば、光っているのは、お花だよ。メダカの子供が大事に育てた、可愛い可
愛いあのお花だよ。」
パコ  お花が・・光るの?
大貫  ああ。
パコ  食べたお花が?
大貫  メダカの子供が一生懸命に育てたから、そのお花には不思議な力が備わっていたんだ。
    「どうしたんだろう、ガマ王子。これまで自分がやった事、壊したお家に食べた
     花。どれもが悲しくなってきた。どうしたんだろう、ガマ王子。涙がいっぱい
     出てきたよ。泣いた事など一度もなかった、バカで意地悪ガマ王子。だけどお
腹でお花が光ると、涙がいっぱい出てくるよ。僕はとってもバカだった。ごめ
     んよみんな、ごめんよみんな。どうしてなのかは知らないけれど、涙がいっぱ
     い出てくるよ。今までみんなが流しただけの、涙が僕から出てくるよ。」
パコ  やっと気がついたんだね。
大貫  は・・そうだ。
パコ  良かったね。
大貫  ああ、そうだな。 ・・良かったな。
    「ブゲゲゲゲー、ブゲゲゲゲー。沼エビの魔女が去っていく。お池のみんなは死
んじゃった。みーんなみんな、死んじゃった。許せない、許せない、許せない。
     ザリガニ魔人を許せない。これまでいっぱい意地悪をした、そんなバカな僕だ
けど。これまでいっぱい酷い事した、そんなマヌケな僕だけど。許せない、許
せない、許せない。ザリガニ魔人を許せない。」
パコ  パコも許せないよ。
大貫  「行くぞ、ガマ王子! 負けるな、ガマ王子!」
パコ  負けるなー!
大貫  「ザリガニ魔人のハサミのおかげで、体はすっかりボロボロだけど、勇気をある
だけ振り絞って、何度も何度も向かってく。」
パコ  負けるなー!
大貫  「ごめんよ、みんな。ごめんよ、みんな。バカでマヌケで意地悪な、そんなそん
     な僕だけど。何かみんなにしてあげたくて、こうしてここまでやってきた。
だけど強いよザリガニ魔人。僕はそろそろ死んじゃうよ。けれどもな・・・。」

       大貫、胸を押さえて苦しがる

パコ  大貫、続きは? ねぇ大貫。 ・・・大貫?
    ねぇ大貫、大丈夫? ねぇ、大貫!
大貫  ああ、ああ、大丈夫。私は元気だよ。

       大貫、再び絵本を読み始めようとする

パコ  ねぇ、大貫。
大貫  あ?
パコ  続き、明日でいいよ。 明日、またここから読んでくれたらいいよ。
大貫  いや。
パコ  けどさぁ。
大貫  もうちょっとで終わる。 今日最後まで読まなきゃいけないんだよ。
    「ごめんよ、みんな。ごめんよ、みんな。バカでマヌケで意地悪な、そんなそん
     な僕だけど。何かみんなにしてあげたくて、こうしてここまでやってきた。
     だけど強いよザリガニ魔人。僕はそろそろ死んじゃうよ。けれども何度も立ち
     上がる。不思議な力がそうさせる。僕の心の片隅に、急に生まれたこの気持ち。

     ・・・ごめんよ、みんな。 ごめんよ、みんな。」

       《暗転》
 

室外機~②

 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月26日(月)22時23分13秒
返信・引用 編集済
         翌日、ロビーに木之元・滝田・堀米・龍門寺がいる
       そこに大貫がやってくる

大貫  みんな、、ちょっと聞いて欲しいことがあるんだがねぇ。
堀米  はんたーい。
木之元 聞いてからにしなさいよ。
堀米  聞く前に決めておいた方が、議論は面白いんですよ。
滝田  そうですか?
堀米  私は断固反対する。
    そんな無駄な道路建設が国民にとって何になるって言うんだ。 反対!
龍門寺 なんや、黙っとれ、おまえ。
堀米  すみません。
大貫  あのー、聞いてくれ。
    今度の『サマークリスマス』で、みんなにやってもらいたいことがあるんだ。
    これを、みんなに。(堀米以外に台本を渡す)
木之元 これ、台本?
大貫  そうだ。やってくれないか?
滝田  『ガマ王子vsザリガニ魔人』
大貫  どうかなぁ。
龍門寺 どうかな、ておっさん。
滝田  どうします?
龍門寺 できるかい。 できる訳ないわ。
大貫  そこをなんとか。
龍門寺 なんともならへん。なんでわいらがおのれに仕切られなあかんねん。
    みんな腹立っとるちゅうねん、おっさんに。 なぁ、ちゃうんかい。
    自分、虫良過ぎへんか? なんで今更おまえの命令、従わなあかんのじゃい。
大貫  決して命令をしているわけじゃない。 お願いをして・・・
龍門寺 お願い?お願いいうんは、下に聞いたりするもんじゃい。今までこっちから何
    か願ったかい?・・ねごてへん、ねごてへん。 ほな聞く必要ないわな。
大貫  わかっている。 だが、、しかしだねぇ・・・
龍門寺 何や。

       大貫、胸を押さえて倒れる。
       浅野が舞台裏から出てきて駆け寄る

木之元 うっそー。
龍門寺 おら、なんや。
浅野  動かないで、大貫さん。じっとして。
龍門寺 もう騙されへんぞ。おまえ、こんなんしてもな。 こんなもん、おまえ・・・

       木之元が龍門寺に駆け寄り耳元でしゃべり始める

龍門寺 何や、今喋っとんねん。
大貫  確かに、確かにあんたの言うことは正しい。
    こんな私に協力するなんて、そりゃ、不愉快な話だ。いや、けど・・・
龍門寺 なんやねん、自転車置き場の室外機て。
浅野  大貫さん、立つならゆっくりですよ。
龍門寺 えー、ホンマか?! えー!

       木之元が話し終え、再び龍門寺とやや落ち着いた大貫が話し始める

龍門寺 いやまぁ、そんな? 室外機も回って?
    いや、そんなもんがあるんやったら、、まぁなぁ・・・。
大貫  何なんだ。
龍門寺 いやな、しゃーけどな、しゃーけどな。だいたいこれ、おかしいやん。
木之元 何が。
龍門寺 いや、皆出てるがな。 ここん病棟の者、みんな出てる。
滝田  え、何かおかしいですか。
龍門寺 何がて。 ほな、誰に見せんのん、お前。
滝田  ああ!
龍門寺 「ああ」やないわ。 お前大きい声出して、アホ。

       パコが通り過ぎる

龍門寺 ああ!

滝田  僕はひょっとして、、主役ですか?
大貫  ガマ王子がもちろん、主役だ。
滝田  えー、できるかなl、僕に。
浅野  あ、木之元さん、ちょっと良いんじゃないですか、これ。
木之元 何よ、当然じゃない。私以外に、誰が姫を演じるっていうのよ。
滝田  ガマ姫って、言い得て妙ですよね。
木之元 うるさい。 それより炊きたてご飯、早く練習しに行くよ。
滝田  どんだけやる気満々なんですか。しかも炊き立てご飯じゃねぇし。
木之元 早くしなさい。
滝田  炊き立てご飯じゃねぇし・・炊きたてご飯じゃ・・・・

       木之元・滝田、いなくなる
       ちょうどそこに光岡・雅美・室町がやってくる
大貫  あ、あんたたちにも、これを。

       三人に、台本を渡し、三人は読み始める→室町は舞台端へ

光岡  へー、あの絵本を劇にするんだ~。
雅美  おじさま、これもしかして私もやるんですか?・・しかもこんな役。
大貫  嫌なら辞めろ。 役も会社も他に譲る。
雅美  ああ、いやいや、おじさま。 やります!やりまーす!
大貫  浩一にもしっかり伝えておけ。
雅美  はーい!
浅野  光岡君、メダカって良いねぇ。 僕はタニシだよ。
堀米  ちょ、ちょ、ちょ・・・。 私は? タニシは私でしょ?
浅野  堀米さん。あなたは、人間です。
堀米  なんで私には役がないんですか。
大貫  いや、あんたは最初から頭数に入れてないんだよ。
堀米  はんたーい、はんたーい! 私に役をよこせ!
光岡  あんたはちゃんと当たるから心配するなって。
堀米  絶対だな、絶対だな。 政府はすぐに嘘を言う。
大貫  先生、どうかなぁ、これ。
浅野  グーです。
大貫  ありがとう。
龍門寺 いやいやいやいや。ちょっと待ってくれ。
光岡  まだなんか文句あるの?
龍門寺 何で俺がこんなんせなあかんねん。
浅野  龍さん。
龍門寺 なんやねん、みずすまし君て。

       パコが絵本をもって登場

パコ  ねぇねぇねぇねぇ。楽しそうだね。パコも交ぜて。
    (大貫がほっぺに触り)あれ、おじさん、昨日もパコのほっぺに触ったね。
大貫  ああ。 誕生日おめでとう。
パコ  どうして知ってるの?
大貫  おいで。 その本、おじさんが読んであげよう。
室町  (急に立ち上がり)やらねーよ。
    やりたい奴だけで勝手にお遊戯会やれよ。 俺は降りる。
光岡  ちょっと。
室町  老い先短い老人の願いってやつか。ああ、死ね死ね。さっさと死にゃ良いんだよ。
光岡  室町さん。

       大貫、パコの手を引き下手に去っていこうとする

室町  おい、逃げんなよじじい!
パコ  ねぇねぇ、あのおじさん、悪い人?
大貫  いや・・・悪い人なんかじゃないよ。

       そのまま二人は去っていく
       室町が笑い出すと、光岡を残してみんな立ち去っていく

室町  へっ、見た? ビビッてたなぁ、あのじじい。 俺はやるときゃやるんだよ。
    ははっ、格好良かっただろ?
光岡  お前はクズだ。
室町  おい、何だよ、クズって。
光岡  お前がクズだって言ったんだよ。
室町  何?(光岡を睨みつける)
光岡  わかってんだよ。何遍も自殺する度にここに戻って来んのはさ、優しくしてほし
    いからだろ? そんなやつが格好良い訳ねぇんだよ。
    お前わかんねぇ?あのじいちゃんが必死に自分と戦ってること。
何百年もクソじじいだった奴がだぞ、自分変えようってあれだけ戦って見せてるんだ。  おまえ、それ見えねぇ?

       室町の手を引っ張り、舞台端に連れて行く

光岡  二階でじじいがまだ絵本読む練習してる。
    それをよ~く見て来い。
室町  おれはただ・・・
光岡  うるせぇ、話はそれからだ!

       光岡が去っていくと、室町も去る
       木之元がロビーに入ってくる

木之元 ガマ王子~。 私の可愛い可愛いガマ王子~。
    どうしてあんなに意地悪な子に育ってしまったのでしょう。・・・なんか違うな。

       電話がなる

木之元 はいはいはいはい。はいはい、今出ますよ。はいはいはい。(受話器をとる)
    はい、もしもし~?  はい、そうです~。
    ん、龍門寺さん?はぁい、はいはい。少々お待ちくださ~い。

       木之元、放送マイクを使う

木之元 ピン・ポン・パン・ポーン…龍門寺さん、龍門寺さん。お電話入っております。
    至急お越しください。ポン・ポン・ポン・ポン・ポン…ポン…ポォン・・・

       龍門寺、途中でやってきて、やり終えた木之元と目が合う

龍門寺 お…おおきに。
木之元 い、いえいえ・・・。

       木之元、半ば逃げるように立ち去る
       龍門寺、受話器をとる

龍門寺 はい、もしもし。あぁオカンか。 そんなんどうでもえぇ。

    上手から大貫とパコが入ってきて椅子に座る

大貫  じゃあな、パコ。
パコ  また明日ね、大貫。
大貫  ああ、また明日も一緒に読もう。
パコ  うん。
龍門寺 なんやとぉ!殺された?! ジュンペイ、殺された?!
大貫  さぁさぁパコ、早く部屋に戻りなさい。
パコ  うん、またね、大貫。
大貫  ああ。
龍門寺 そうかぁ…ジュンペイ、殺されたんや…。ありがとう・・・。

       龍門寺、受話器を置いて大貫の横に座る

=龍×貫はそのまま 滝田運ばれた後から↓

       室町が上手から出てくる

室町  はぁ、、はぁ。
光岡  大丈夫?・・・何があったの?
室町  知らねぇよ!
光岡  知らないわけないでしょ?!
室町  (頭を抱えて蹲り)あいつが・・落ちた。
光岡  どっから?
室町  会議室の窓から。
光岡  あんな高いところから?! どうしてそんなところから落ちたの?
室町  あいつが…あいつが勝手に落ちたんだ。
    会議室にいたら、あいつが突然襲い掛かってきたから、ビックリして避けて・・・
    振り返ったら、もうあいついなくなってた。
光岡  あんたが飛び降りようとしてたから?
室町  読めねんだもん。・・・この台本、全然読めねんだもん。
    読んでみようと思ったよ。で、こっそり会議室入って、ためしに読んでみたよ。
    けどだめだぁ。 俺にはオカマみてぇにしか読めねえんだよ!
光岡  オカマ?
室町  俺、小さい頃、子役をやってたんだよ。・・・これでも結構売れてた。
    畜生・・・安達裕美、杉田かおる・・!
光岡  どうした?
室町  なんで女ってのはそのまま大きくなれんのかなぁ。
光岡  そのままなんてありえないけど。
室町  最悪だぞ、男は。可愛い、可愛いなんて言われるから、いつの間にか可愛くする
ことばっか覚えちゃってさぁ。俺、もっともっと言って欲しくて、なかよしとか、
    りぼん読んでたよ。
光岡  マジ?
室町  だめなんだよ!もう何もかも嫌になるんだよ。 死ぬのは怖いかもしんないけど、
    生きてるよりはマシだって、思っちゃうんだよ。
光岡  でも、やってみようとしたんだな。良いじゃねぇか、オカマでも。
    さぁ、読んでみろオカマ!お前が死ぬべきかどうか、今ここで私が判断してやる。
    ほら、読んでみろ!(台本を拾い、室町に押し付ける)
室町  こしゃくな・・ガマ王子。
光岡  そんなんじゃわかんねぇよ。もっと!
室町  お前のようなやつは、このハサミで真っ二つにしてくれるわ。
光岡  何にも悪くないじゃん。・・・続けろ、オカマ!
室町  なんと…お前にまだ、そんな力が残っていたとは。
光岡  今のトコ、もう一回!
室町  なんと…お前にまだ、そんな力が残っていたとは。
光岡  もう一回!
室町  なんと…お前にまだ、そんな力が残っていたとは。

       《暗転》
 

回想

 投稿者:じょなん  投稿日:2008年 5月21日(水)01時16分40秒
返信・引用
     病院のロビー、みんなが話をしている所に大貫がやってくる。
   大貫がロビーに来るとみんな冷ややかな視線を向けながら立ち去る。
   そこへ、ほっぺに絆創膏を貼ったパコがやって来て大貫の隣りに座り絵本を読みだす。

大貫  よう。
パコ  …よう。
大貫  お前さんはパコだな。
パコ  なんで知ってんの?
大貫  おじさんは何でも知ってる。前におじさんに会ったことないか?
パコ  うーん、ない。
大貫  そうだな…。初めてだな…。
パコ  うん。
大貫  おじさんは大貫だ。
パコ  大貫?
大貫  あぁ。

   パコ うなずきながら絵本を見る

大貫  おじさんは誰だ?
パコ  (笑いながら)大貫。
大貫  (うなずきながら)そうだ…。
    (本を見て)その本はつまらん、ちっとも面白くない。おじさんが子供の頃には面白いのがいっぱいあったぞ。
パコ  そうなの?
大貫  あぁ、そうだ。よし、じゃあおじさんがもっと面白い本を買ってやろう。
パコ  ほんと?
大貫  あぁ、だからこんなくだらんものはもう捨てろ。
パコ  えっ、だめだよ!
大貫  なんで?
パコ  これはパコ毎日読むんだもん。
大貫  なんだってそんなもの毎日読むんだ?
パコ  だってさ、ほら。
    (本を開いて大貫に見せる)今朝起きたらね、パコのベッドの横にあったの、その絵本。
    何だろうって開いたらね…読んで。ねぇ大貫、そこ読んでよ。

   大貫 本を閉じようとする

パコ  だめ、読んで。
大貫  お誕生日おめでとう。毎日読んでね。ママより。
パコ  ね?書いてあるでしょ?毎日読んでって。
    しかもパコ、今日がお誕生日だったんだよ。
大貫  お前、それでこの本を毎日読んでたのか…。
パコ  へーんなの。今日もらったのに。
    けどママ、いつ来てくれたんだろう?きっとパコが寝てる間に来てくれたんだよね。
    どうしてパコが起きてるときに来てくれなかったのかなぁ…。うーん、ママに会いたかったなぁ…。
大貫  パコ、お誕生…

   大貫 パコの顔を見てほっぺの絆創膏に触る
   パコ 大貫が手を離しかけた時にパコがその手をつかんで自分のほっぺにあてる

パコ  大貫…。昨日もパコのほっぺに触ったよね?ねぇ大貫、昨日もパコのほっぺに触ったよね?
大貫  それは…
パコ  うん、触った。大貫のこの手がパコのほっぺに触ったの昨日。
    (大貫の手を離す)パコは大貫のこと前から知ってんの?

   大貫 驚いたような感じで何も言えない
   雅美登場

雅美  パコちゃん、お薬の時間ですよ。
パコ  うん。


   パコ 雅美と一緒に立ち去る。
   大貫 一人取り残され呆然とする。


   浅野 虫取り網を持って登場。大貫の横に座る。


浅野  (虫かごを見せながら)くわがた採りに行きますけど、どうですか一緒に?

この後の大貫×浅野はそのままで。
 

とりあえず現代

 投稿者:じょなん  投稿日:2008年 5月20日(火)23時07分32秒
返信・引用
   ―現代

堀米  (コーラを飲みながら)変ですね。ちっともスカッと爽やかにならない…。コークなのに。
浩二  話の内容のせいじゃないですか?
堀米  あぁ、なるほど。
浩二  最悪じゃないですか、この人。
堀米  えぇ…。でも、話す前に申し上げましたよね?
浩二  いや、けどそこまでひどい奴だと思ってないじゃないですか。
堀米  失敗しました。(後ろの写真を指差して)サトエリですか?
浩二  いや、ジュリア・ロバーツですよ。全然違うでしょ。
    けど、なんでですか?
堀米  はい?
浩二  そのほら、パコちゃん。なんでそんなとぼけたこと言ったんですかね?
堀米  あぁ、とぼけてなんかいませんよ。
浩二  はい?
堀米  春休みの終わり頃、家族で旅行に行った帰り道に乗ってた車がトラックに追突されて…。
    その事故でお父さんもお母さんも亡くなっちゃって、パコちゃんだけが生き残ったそうです。
    あたしは詳しいことは言えないんですけどね、記憶をためておく場所というのが人の脳にはあるそうですね…。
浩二  えぇ…。
堀米  そこが壊れちゃったそうです。
浩二  てことは何も記憶できないってことですか?
堀米  パコちゃんが一日かかって覚えた人の顔も名前も、夜になって眠っちゃうと全部消えてなくなっちゃうんだそうです。
浩二  それって、つまり…
堀米  えぇ、記憶を一日しか保てないってことです。

   浩二 立ち上がって仏壇を指差す

浩二  だからこの人のこと知らなかったんだ。ライターのことも何にも知らなかったんだ…。
堀米  (うなずきながら)えぇ。
浩二  その子を…この人殴ったんだ…。

   浩二 仏壇を壊そうとする(位牌とかを投げようとするとか)

堀米  お知りになりたくありませんか。この人がそのことを知った後でどうなったか。

   浩二 首をかしげる

堀米  お時間さえよければ、お話いたしますよ。
浩二  スカッと爽やかになりますか?
堀米  (コーラの缶を指差して)もう一本頂けたら。
浩二  じゃあ、来てください。倉庫にケースで置いてます。

   浩二 話しながら部屋を出ていく

堀米  いや、ケースでいりません。一本でいいです。あたし、馬じゃないんだから×2

  ―暗転
 

激長注意②

 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月18日(日)21時34分58秒
返信・引用
        《暗転》

      治療室に雅美、浩一がいる

雅美  なんなんだ。
浩一  どうかしたの?
雅美  なんなんだ、あのじじいの態度は!
    実の甥夫婦がこれだけ親切にしてやってるのに、感謝の一つもできないのか。
浩一  いや、おじさんも会社の社長だしさ、色々、大変なんだよ。
雅美  だったらあんたが早く社長になってやんなさいよ!
浩一  僕? いや、僕は社長とか向いてないと思うしさ。(二人で笑う)
雅美  そんじゃなにか。私の旦那は一生専務か?!(浩一の首を絞める)
    (手を離して)私は社長夫人にならなきゃいけないんだよ。
    家でズベーっと寝転んで、夜はドレス着てパーティ出んだよ。
浩一  なるほどね~。
雅美  いや、感心してんじゃないよ!(喚きながら浩一を押し倒す)

      浅野・龍門寺登場するが状況を見て、一時退散

浅野  お邪魔しても良い?
雅美  あ、あら先生。
浅野  どうしてもここでっていうなら、構わないんですけど・・・。
雅美  そ、そんなここは先生のお部屋です。すみません、勝手に。
    ほらあんた、行くよ。

      雅美・浩一退室

浅野  あ、龍さんどうぞ。 →あと一緒  暗転

      翌日、大貫が花壇を踏み荒らしている
      そこに木之元登場

木之元 うっそ、ちょっと何やってんのよ!
大貫  なんだ貴様!
木之元 ちょっと何やってんのよあんた!
大貫  ライターを探してんだ。
木之元 お花はどうしてくれんのよ。
大貫  花がなんだ。ライターのほうが大事だ。(木之元を突き飛ばす)
木之元 ちょっと誰か来て! ちょっと!!

      滝田・浅野登場
滝田  うわ、大貫さん、何やってるんですか!
浅野  あらら、大貫さんどうしたんですか。
大貫  おまえらが私のことを知ってるってだけで腹が立つ。
滝田  いったい何を・・・?
大貫  ライター落とした!
滝田  ライター?
大貫  あぁ。
浅野  あの、僕ので良かったら。
大貫  良いわけないだろ、純金だ。
浅野  つく火は一緒だと思いますが。
大貫  会社始めたときに最初に出た黒字で買ったやつだ。
浅野  へぇ~。
木之元 この花壇はね、去年この病院で死んだ小学生の子が、一生懸命植えた花壇なんだ
    よ。 どうしてくれんのよ!
大貫  そのガキはそこに埋まってんのか?
木之元 はい?
大貫  そのガキがそこに埋まってて肥やしにでもなってるっていうなら、すみませんって言ってやっても良いけどな。
木之元 はい?!
滝田  大貫さんなに言ってるんですか?
大貫  たかが花だろ!
木之元 たかがライターでしょ?
大貫  貴様もういっぺん言ってみろ。こら!
浅野  はいはいはい、ОK、ОK。(仲裁に入る)
    あの、どうでしょうかね。これ、大貫さんの気の済むまで探させてあげましょう。
一同  はい?
浅野  いいですよ。どれだけ花壇壊しても。探し出してください、大事なライター。ね?
木之元 ん、納得いかない。私全然納得いかない。
浅野  はい、皆さんこれにて解散。
    ええ、私の判断に不服のある方は・・・(木之元・滝田挙手)
    献血室で献血に協力してもらいます。(渋々手を下ろす)
滝田  意味わかんないよ。 意味がわかんないよ。

      一同去った後、絵本を持ってパコ登場 ベンチに座る

パコ  ケロッケロッケロ、蜂の子供をさらってこい。王子がお腹がへったぞよ。
    ガマの王子はわがまま王子。すいすい泳ぐ水澄まし、ぴょこぴょこ泳ぐ・・・
大貫  なんだ。
パコ  ?(花壇にいる大貫の方を振り返る)
大貫  おまえ、昨日の・・・
パコ  おじさん、パコのこと知ってるの?
大貫  知ってるもなにも、昨日も私に会ってるだろ。
パコ  ・・ふーん。
大貫  「ふーん」っておまえが私に話しかけてきただろうが。
パコ  パコが?おじさんに?
大貫  ああ
パコ  ・・ふーん。
大貫  おまえ私をバカにしているのか?
    今私は、ライターを探してるんだよ。 邪魔だからあっちいけ!
パコ  パコあるよ。(大貫のライターを見せる)
    はい、どうぞ。

      大貫、パコを引っぱたく
      パコ泣き出す。
      龍門寺ほか何人かが出てくる

大貫  この、泥棒が!(再び叩く)
龍門寺 おいおいおい、おっさん何しとんねん!
大貫  いいところにきた。泥棒を捕まえたぞ。
龍門寺 あ?
大貫  こいつは泥棒なんだ、泥棒を捕まえた!(また叩こうとする)
龍門寺 (大貫を抑えて殴り)おのれ、コラ!

      《暗転》
 

激長注意①

 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月18日(日)21時34分26秒
返信・引用
  光岡  はい、皆さん消灯ですよ。お部屋に戻ってください。
龍門寺 はいはいはいはい・・・
光岡  おやすみなさい。
木之元 おやすみなさい。

      みんな戻っていくが、大貫だけ椅子に座ったまま動こうとしない

光岡  大貫さん!
大貫  呼ぶな。
おまえが私のことを知っているってだけで腹が立つ。
光岡  早くお部屋に戻ってくだ、、
大貫  失せろ・・・失せろ!

      光岡、渋々戻っていく

大貫  馬鹿が。

      室町がいきを荒げて病院に入り、ソファーに倒れる

室町  先生を・・・先生を呼んでください・・!
大貫  へーどうした。今日は何をした? あぁ?
    この感じだとあれか、クスリか。 死にたいんだろ?
    死にたいからなんべんもなんべんも手首切ったりクスリ飲んだりするんだろ?
ならなんでここに来る?
なんでいつもいつも自殺しちゃぁここに来るんだ? あぁ?
室町  すみません・・・。
大貫  ひゃっひゃっひゃ。
    もっとでかい声で言え。 私にじゃない、世間に言え。
    今からお前の胃の中洗うのにも医療保険が効くんだよ。
    おまえ、ちゃんと正規の保険料払ってるか? いやいや払ってないだろうな。
    じゃあ誰が払う?!
お前と違ってちゃーんと働いている世間の皆様が払ってくれてるんだ。
ほら! もういっぺんでかい声で言え。「すみません」って。
ちゃんとでかい声で言ってみろ! あぁ?!
室町  す・・・すみません・・・。
大貫  そんなんで外まで聞こえるか馬鹿やろう。私はタバコが吸いたいんだよ。
    さっさとそこをどけ!(室町を椅子から弾き落とす)

      木之元登場

    ちょ、ちょっと、、なにやってんの・・・だれ?
    うっそ! お兄さんそれ、、え! え、え、室町君?
室町  先生を・・・呼んでください・・・!
木之元 え、ちょちょ、、うっそ!
    せ、先生?! 先生ちょっと~~!!(先生を呼びに行く)
大貫  おめでとう。また暫く入院だな。
    で、また退院して、また自殺して、ほんで戻って来い。
    けど私の名前だけは覚えるなよ。
    おまえのゴミためみたいな頭の中になんかいたくないんだ。

      光岡・木ノ本、車椅子をもって登場

光岡  木之元さん、ごめんなさい、手伝って。
木之元 あ、うん。
光岡  (室町の体をゆすりながら)室町さん・・室町さん。
    わかりますか?ここどこかわかりますか?
    (車椅子に乗っけて)室町さん。
木之元 室町く~ん?
光岡  室町さん、わかりますか? ・・・・・・

      話しかけながら舞台裏へ
      それに続いて大貫は病院を出る

      《暗転 翌朝》
      外に木之元・滝田、離れて龍門寺がいる
      龍門寺が電話をかける

龍門寺 あ、もしもしおかんか?ジュンペイおる?・・・あぁ、そうかぁ。
    まぁ暫くはでて来えへんかもしれんけど、探さんとってな。
    いま一番ショックなんはあいつのはずや。
    あ、もし戻って来るようなことあったら、わし元気やて言うといて・・ほなな。

木之元 ちょっとちょっと聞いてよ滝田っちょ。ねぇ聞いてよ滝田っちょ。
滝田  なんですか、朝から。
木之元 あのね、昨日ね・・

      大貫やってきてベンチに座る

木之元 (声を少しひそめて)昨日ね、昨日の夜遅くにね、来たのよ・・・。
滝田  来たって、何が?
木之元 何がって室町君よ!
滝田  うそ! この間退院したトコじゃないですか。
木之元 それでね、それでね。室町君、苦しそうにして床に倒れてんのによ、大貫さん、
そこに座って怒鳴りつけてんの。
滝田  マジですか?!(大貫の方をチラチラ見る)

大貫  なんだ、あんたら。 そこでなにコソコソしてる?
木之元 べ、別に大貫さんに関係ないでしょ?!
大貫  はっ、おまえが私を知ってるってだけで腹が立つよ。
木之元 ちょっと、何よそれ! 私達はただ・・・
大貫  (遮って)知ってるんだぞ?
    おまえは、大した怪我でもないくせに、事故の慰謝料ふんだくろうとして長々と
入院してるんだってなぁ? 恥知らずが・・・。
滝田  なにもそこまで言わなくても。
大貫  おまえもだ。 消防士のくせして、消防車に轢かれたそうじゃないか。
    そんなんで人が救えるか。
木之元 あんた、一体、、
滝田  木之元さんもう良いです・・行きましょう。

      木之元・滝田、戻っていく
      そこに雅美が現れる

雅美  おじさま。検診の時間ですよ。
大貫  おじさまと呼ぶな。 私とあんたは血も繋がってないだろ。
雅美  そんな、、
大貫  おうおうおう、来たぞ。おまえんとこの馬鹿旦那様が。

      浩一が入ってくる

浩一  あ、雅美ちゃん!(手を振る)
    おじさん、会社の書類、持ってきたよ!

      大貫、浩一から書類を受け取る

大貫  (雅美たちを見て)何やってる・・? 早く失せろ。
雅美  だからおじさま、検診が・・・
大貫  失せろ!
雅美  (浩一に手招きしながら)ちょっとあんた、、来なさい。

      雅美、浩一を舞台裏へ連れて行く
      《暗転 夕方》

    堀米が池を覗いているシーンから、二〇ページ後ろから五行目の失せろ!まで
      堀米戻ってきて、ベンチを使ってじじいの紙を大貫に貼る
      大貫は観客側に背を向けて背伸びかなんかする
      パコ登場

パコ  じじい! (大貫、パコを睨む)
    じじい!
大貫  おまえ、誰に言った? (パコは大貫を指差す)
    ほう・・・もういっぺん言ってみろ。
パコ  じじい! (大貫は怒ってパコの方へ行こうとし、パコ逃げる)
大貫  ちっ。

      浅野登場

浅野  大貫さん、動かないで!
大貫  突然なんだ。
浅野  今から、あなたの体の一部を除去します。
大貫  ここでか? (浅野が紙を剥がそうする)
    ちょっと待、、(浅野、剥がす)
浅野  はい、成功。(大貫に紙を見せる) 向こうで消毒してください。
大貫  あの野郎!

      大貫、走って舞台裏へ その際ライターを落とす
      そこにタニシ堀米が現れる

堀米  先生! (浅野、堀米のほうに振り返り、驚く)
    バカにつける薬ってのはまだできてませんか?
浅野  急ぎ・・・ですよね?
堀米  まぁ、そんなものがあればの話ですけどね。
浅野  塗るのはないですけど、治療ならかなり進歩しています。
堀米  そうとう重症なんで、じっくり治療してやってください。
浅野  まずは、人間としての尊厳を取り戻すことから始めましょう。
堀米  あー、良いこと言うなあ先生は。
浅野  あ、ダメ!池を見ちゃだめですよ! あなたの住む場所は陸地です。
    藻や苔も食べません。 食事は病院の用意するもので十分です。

      堀米が立ち去っていく

浅野  つらい人生だからって殻に閉じこもっちゃだめですよ。
    人間には殻なんかないんですよー!

      浅野、堀米を追って舞台裏へ
      パコが戻ってきてライターを拾う
 

(無題)

 投稿者:怪盗一面相  投稿日:2008年 5月17日(土)18時25分34秒
返信・引用
  いいんじゃない

最初の木之元と滝田が去るところはもうちょっと自然にしたいかも

滝田が 木之元さんもう行きましょう 的なこというとか
 

そん次の次

 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月17日(土)00時22分46秒
返信・引用
        治療室に雅美、浩一がいる

雅美  なんなんだ。
浩一  どうかしたの?
雅美  なんなんだ、あのじじいの態度は!
    実の甥夫婦がこれだけ親切にしてやってるのに、感謝の一つもできないのか。
浩一  いや、おじさんも会社の社長だしさ、色々、大変なんだよ。
雅美  だったらあんたが早く社長になってやんなさいよ!
浩一  僕? いや、僕は社長とか向いてないと思うしさ。(二人で笑う)
雅美  そんじゃなにか。私の旦那は一生専務か?!(浩一の首を絞める)
    (手を離して)私は社長夫人にならなきゃいけないんだよ。
    家でズベーっと寝転んで、夜はドレス着てパーティ出んだよ。
浩一  なるほどね~。
雅美  いや、感心してんじゃないよ!(喚きながら浩一を押し倒す)

      浅野・龍門寺登場するが状況を見て、一時退散

浅野  お邪魔しても良い?
雅美  あ、あら先生。
浅野  どうしてもここでっていうなら、構わないんですけど・・・。
雅美  そ、そんなここは先生のお部屋です。すみません、勝手に。
    ほらあんた、行くよ。

      雅美・浩一退室

浅野×龍門寺は今までどおりそのままで。
 

そん次

 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月16日(金)23時50分4秒
返信・引用
  暗転してから
    堀米が池を覗いているシーンから、二〇ページ後ろから五行目の失せろ!まで
      堀米戻ってきて、ベンチを使ってじじいの紙を大貫に貼る
      大貫は観客側に背を向けて背伸びかなんかする
      パコ登場

パコ  じじい! (大貫、パコを睨む)
    じじい!
大貫  おまえ、誰に言った? (パコは大貫を指差す)
    ほう・・・もういっぺん言ってみろ。
パコ  じじい! (大貫は怒ってパコの方へ行こうとし、パコ逃げる)
大貫  ちっ。

      浅野登場

浅野  大貫さん、動かないで!
大貫  突然なんだ。
浅野  今から、あなたの体の一部を除去します。
大貫  ここでか? (浅野が紙を剥がそうする)
    ちょっと待、、(浅野、剥がす)
浅野  はい、成功。(大貫に紙を見せる) 向こうで消毒してください。
大貫  あの野郎!

      大貫、走って舞台裏へ その際ライターを落とす
      浅野も笑みを浮かべながら舞台裏へ
      パコが戻ってきてライターを拾う
      《暗転》
 

 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月16日(金)23時18分45秒
返信・引用
  この後の大貫×室町シーンの良い展開が浮かばない・・・
ってことで飛ばして、暗転

      外に木之元・滝田がいる

木之元 ちょっとちょっと聞いてよ滝田っちょ。ねぇ聞いてよ滝田っちょ。
滝田  なんですか、朝から。
木之元 あのね、昨日ね・・

      大貫やってきてベンチに座る

木之元 (声を少しひそめて)昨日ね、昨日の夜遅くにね、来たのよ・・・。
滝田  来たって、何が?
木之元 何がって室町君よ!
滝田  うそ! この間退院したトコじゃないですか。
木之元 それでね、それでね。室町君、苦しそうにして床に倒れてんのによ、大貫さん、
    そこに座って怒鳴りつけてんの。
滝田  マジですか?!(大貫の方をチラチラ見る)

大貫  なんだ、あんたら。 そこでなにコソコソしてる?
木之元 べ、別に大貫さんに関係ないでしょ?!
大貫  はっ、おまえが私を知ってるってだけで腹が立つよ。
木之元 ちょっと、何よそれ! 私達はただ・・・
大貫  (遮って)知ってるんだぞ?
    おまえは、大した怪我でもないくせに、事故の慰謝料ふんだくろうとして長々と
    入院してるんだってなぁ? 恥知らずが・・・。
滝田  なにもそこまで言わなくても。
大貫  おまえもだ。 消防士のくせして、消防車に轢かれたそうじゃないか。
    そんなんで人が救えるか。

      木之元・滝田、何も言えず戻っていく
      そこに雅美が現れる

雅美  おじさま。検診の時間ですよ。
大貫  おじさまと呼ぶな。 私とあんたは血も繋がってないだろ。
雅美  そんな、、
大貫  おうおうおう、来たぞ。おまえんとこの馬鹿旦那様が。

      浩一が入ってくる

浩一  あ、雅美ちゃん!(手を振る)
    おじさん、会社の書類、持ってきたよ!

      大貫、浩一から書類を受け取る

大貫  (雅美たちを見て)何やってる・・? 早く失せろ。
雅美  だからおじさま、検診が・・・
大貫  失せろ!
雅美  (浩一に手招きしながら)ちょっとあんた、、来なさい。

      雅美、浩一を舞台裏へ連れて行く
 

とりあえず・・・

 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月16日(金)23時12分19秒
返信・引用
  回想シーンから、、携帯じゃ見にくいかも!

光岡  はい、皆さん消灯ですよ。お部屋に戻ってください。
龍門寺 はいはいはいはい・・・
光岡  おやすみなさい。
木之元 おやすみなさい。

      みんな戻っていくが、大貫だけ椅子に座ったまま動こうとしない

光岡  大貫さん!
大貫  呼ぶな。
    おまえが私のことを知っているってだけで腹が立つ。
光岡  早くお部屋に戻ってくだ、、
大貫  失せろ・・・失せろ!

      光岡、渋々戻っていく

大貫  馬鹿が。

      室町がいきを荒げて病院に入り、ソファーに倒れる
 

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 投稿者:くそ剣士  投稿日:2008年 5月15日(木)23時04分6秒
返信・引用
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